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Graffiti

 絵画に落書きをしたいと思った。落書は悪戯心や背徳感、好奇心から行われる純粋な行為だと思っている。学生時代を中心に、誰でもやったことがあると思うし、それに魅力を感じたことがあるはずだから、その面白さや魅力は多くの人と共有できると考えた。

落書きによってなんでもないイラストや写真に模様や色が描き足され、それによってそれ本来のものではない新しい魅力が生まれることもある。絵画でも、そのようなことが起こるかもしれない、と考えて実践してみた作品。

 グラフィティという名前はニューヨークが発祥とされる、スプレーやフェルトペンなどを使い、壁などに描かれた落書きからとった。今後は既存の作品にナンセンスな文字や模様がつけ加わることで、作品自体の魅力がどう変化するのかを、より多くのパターンで模索してみたい。

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